朝びらき丸 東の海へ
第3作は前作の続き.ユースチスを加えたものの,ユースチス.
ユースチスって,なかなかいないキャラクターなんだよね.
海の向こうへ行くなんていうストーリーも斬新*1.
キリスト教っぽいところも見え隠れしています.
その小品集といったところ,やや冗長かな〜
巻末の『冒険とファンタジー』は参考になるところが多い.
植民地→宗教への回帰→科学的.あからさまなのはNGっていうのは納得.
ナルニアが面白いのは,キリスト教というバックボーンを持ちながらも,
本文そのものが面白くできているから.
これができていなくては,背景が何であってもNGなんだよね.
朝びらき丸東の海へ―ナルニア国ものがたり〈3〉 (岩波少年文庫)
- 作者: C.S.ルイス,ポーリン・ベインズ,C.S. Lewis,瀬田貞二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 単行本
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*1:っていうほど新しい作品でもないけど