2005-10-28 銀のいす 作品コメント この本の感想は,井辻さんのおっしゃってるとおり. 一番印象的だったのは,女王との対決の最後に泥足にがえもんの発した台詞. 現実とは何か,自分と物語のあいだにあるフレーム. その先にある物語の根底がしっかりして,操作不能だからこそ感じられるし,超えたところにすごさを感じることができるのだろう. ユースチスとジルにとっては,最後にカスピアンが登場するところが超えたところだったのだろう. …まあ,はじめの新しい学校批判はやり過ぎかな.銀のいす―ナルニア国ものがたり〈4〉 (岩波少年文庫)作者:C.S. ルイス出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/06/16メディア: ペーパーバック