川本裕子の時間管理革命
臆面もなく言えば,僕の生活は破綻してしまっている.
本家どっとこうを見れば,その破綻ぶりはわかってしまう*1.
会社も私生活も,うまくいっていない.
なぜ,うまくいっていないのだろうか?
どうすればうまくいくのだろうか?
この本はその答え*2をズバリとは教えてくれないが,
重要な指針を教えてくれる.
そう,重要な指針.細かなTipsだけではありません.
格別オリジナリティが高いとも思えないし,聞いたことがあるような話が多い.
だけど,多忙な仕事と子育てを両立させている作者だけに説得力が高い.
ただ,こういう有名な人は分刻みで動いていることが多いように思えるけど,
分刻みで動けない人もいる.そういう人*3に向けての処方箋がなかったことが
少し残念.
最後に,破綻を救ってくれそうなヒントを.
本質をつかむ,そしてそれを制限時間を最大限活用して表現する
(15ページより引用)
まず時間を総量管理して自分が使える時間の枠を考え,その時間の枠に合うように仕事をあてはめていきます.時間の枠に合うように優先順位をつけて仕事全体を管理します.
(41ページより引用)
仕事以外に割り当てる時間がわかれば,何時間で仕事を終えなければならないのかおのずと見えてきます.
(47〜48ページから引用)
出口を設定しない作業は,終わりのないトンネルの中を走っているようなもの.目標をきちんと設定するからこそ,そこに向かって全力で走ることができるのではないでしょうか.
(99ページより引用)
- 作者: 川本裕子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2005/07/29
- メディア: 単行本
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