9タイプ・コーチング
エニアグラムとコーチングを組み合わせて,
上手く部下を育てましょう,という本.
なぜ,部下に限定してしまうのか.惜しいような気がする.
何もビジネスだけがその適応範囲だとは思えない.
さすがに上司をコーチングすることはなかなか考えにくいが,
人間一般のつきあいという面から考えてもいいのではないだろうか.
とはいうものの,僕はこのコーチングによれば,タイプ3らしい.
タイプ3は,
ご自分は・・・
・他人にいい印象を与えることは重要だ。
・非常に意欲的で、モチベーションが高い。
と自覚しておられることでしょう。
他者からは・・・
・服装にも気を使い、さっそうと格好良く見える。
・自信家で、競争心があり、何事にも意欲的に取り組む。
と見られています。
ざっくりいうとこんなところ.
自分の評価はまあ納得できなくはないんだけど,他者からの評価で,
そう思っている人がいるかどうかは非常に疑問.
自分ではそう思えません.どうなんだろ?
その反面,会社でキレてしまった時に思ったのはまさにタイプ2的発想だったし,
タイプ9なんかを読むと妙に納得するところもある.
これはバーナム効果*1なのかもしれない.
(判定する前はタイプ9だと思っていた)
各タイプ別に言ってはいけないNGワードが紹介されていたけど,
(タイプ3は「頑張らなくても良い.あなたには価値がない」確かにこれは辛い)
実はどれも,別のタイプでも言われたらキツい言葉ばかりのような気が.
身近な人から「どっとこぶろぐ」でも取り上げた作品の登場人物まで
いろいろ当てはめてみたけど,はまる人ははまるけど,
はまらない人はなかなかはまらない.
そういう意味でも,イマイチ応用編にはもっていきづらいところがある.
とはいうものの,大きな収穫もあった.
正直言って,今は無気力状態に近いものがある.
これも,なんか目標を失ってしまっているのが原因なのかもしれない.
どこに走ればいいのかがわからないからなのかもしれない.
目指すべきものを見つける,それが今,必要なことなのだ*2.
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*1:次に取り上げる『一瞬で信じこませる話術 コールドリーディング』にも書いてある
*2:振り返ってみたら,結構このことにコメントしている.例えば,id:futagawakou:20060101 ,id:futagawakou:20060129 ,つまり進んでいない,ということだ.あ,先の『仕事ストレスで伸びる人の心理学』にも書いてあった.