どっとこうMOTTO

電子書籍『After』(全2巻),BookLive!(http://booklive.jp/product/index/title_id/116980/vol_no/001),紀伊國屋書店(https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0012917)などで好評発売中。

公式データブック BALLERS HIGH

アイシールド21のデータブック.
これだったら書かなくてもいいのでは…?と思う部分や,
この作品のアリエナイ〜と思う部分もちらほらあるけれど,
それを差し引いても膨大な量に驚かされる.


しかも,扱いも主人公だから大きいというわけではなく,
公平な視点でチームの総合力によって扱いが変わっている.


この作品そのものの強みの一つは,
最後のページで原作の稲垣さんが言っている通りで,
このデータブックを書ける,ということにあるのだろう.
ここでコメントしてくれたのが嬉しい.


設定が貧弱だったり,相手をやり込めたり落とし込めたりするのが
目的だったりするような話だったら,絶対にこういう本は出てこない*1
この作品の魅力のひとつが余すことなく書かれているいい本だ.


適正ポジション診断も付属していて,やってみた.
結果は「CB(コーナーバック)」.納得できるようなできないような….
ま,他のポジションが出ても同じ感想なんだろうけど*2


セナが実際にアメフトと出会った後の行動ように,
素直に受け入れるのが一番なのだろう*3


同時収録として,初期版(試験版)の同作品が収録されている.
設定も微妙に違うし,絵もちょっと違うけれど,コンセプトは同じ.
個人的にはセナのゲーム好きと栗田の不自然な目が印象的だった.
現在に続く本編の方が好きだけど,こちらもなかなか興味深い.


*1:関連項目として id:futagawakou:20060205 を挙げておきたい.あまり関係ないが,注6でリンクされている本は.この本の15巻だ.

*2:この手の診断はみんなそんなものか.前に取り上げた『9タイプコーチング』( id:futagawakou:20060501#p2 )もそうだった.でも,考えれば考えるほどに納得するから不思議.ちなみに,まもりはタイプ2,ヒル魔はタイプ8.この辺りは確実.というよりも,例として出してほしかったくらい.その他,瀧(兄の方ね)はタイプ7,モン太はタイプ4,栗田はタイプ9.進はタイプ1,セナはタイプ3といったところか.

*3:実は,彼はセレンディピティ(偶然の幸福に出会うである能力)が高い(というのを後述(来週くらいかな…)する『「脳」整理法』を読んで感じた)ことには注意しておきたいだろう.