かいけつゾロリのママだーいすき／大かいじゅう

ちょっと続いていますが，ご辛抱を．

ゾロリ *1にはいろいろな側面があるんだけど，
ちょっと意外なのが「ママ」の話．
この文庫本は，今までの中でもママ色の強い2作品．
選んだのだと思ったけれど，どうやらそうでもないらしい．

おそらくに，ゾロリの野望が達成できない理由の一つ*2に「ママ」がある．
「ママ」という言葉がでたら作戦が変わっちゃうんだもん．
だけどそこがちょっといいところでもある．
先に取り上げたマンガ版みたいに，おならやおやじギャクの話も魅力的だけど，
それとは別の意味で，ゾロリの懐の広さを感じられる一冊．

アニメ版も良かったけど，やっぱり原作とちょっと違う場面もある．
その辺りも味があっていい．脚注もあいかわらず面白い．

ところで，ゾロリ（1年目）のDVDボックスが出るということで，
予約注文してしまった．…置き場所どうしよう．
単巻で買うより2万円以上も安くなるらしい．おお，お買い得だ．

*1:ゾロリはイシシやノシシと違い，立派な大人なのだ

*2:あと挙げるとすれば，「プライド」と「目標の設定方法」か．科学的に分析するとつまらなくなる作品だね．たぶん．

どっとこうMOTTO