デスノート
一体この作品は何だったんだろうか.
言わずとしれた,名前を書くと人殺しになるノートの話.
実はこの番組の放映中に身内で亡くなった.
本当の死を目の当たりにしてしまったのだ.
この作品において,人を殺すのはとても簡単だ.
とても簡単に語られている.あまりにも簡単すぎる.
この作品の死生観はあまり受け入れられるものじゃない.
にも関わらずこの作品を最終回まで見た.
その理由は,この作品のものすごい緊張感にある.
どきどきするのだ,この「どきどき」のために見ていたんだ.
ただそれだけのために.
最終回をみて気になったことがあった.この作品の世界観だ.
(以下はネタバレを含みます)
結局全て暴かれてしまう.
キラ=月が考えていたことはどう評価されるべきなのだろう.
同じぐらいずれている暴いた側はどう評価されるべきなのだろう.
ここはよくあるサスペンスとは訳が違う.
1つめの問題は,月が負けたことが全てだろう.
結局そういうことなのだろう.
2つめの問題は,「おまえの指図は受けない」という台詞から
察するしかない.
作者*1はこの後の世界をどう描きたかったのだろう.
それがちょっと気になっている.
*1:コミック版は読んでいません