どっとこうMOTTO

電子書籍『After』(全2巻),BookLive!(http://booklive.jp/product/index/title_id/116980/vol_no/001),紀伊國屋書店(https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0012917)などで好評発売中。

だから失敗は起こる

実は8月の初め頃,とある著名な方にお目にかかったのだが,
忙しかったりして,お礼を出すのが遅れてしまった.
お礼を出したその次の日のその方のメルマガに,
そういう方とはうまくいかない,と書かれてしまった.
出会った人と疎遠になってしまうことは,まああるんだけど,
メルマガという場で言われたことにショックを覚えてしまった.


ちょっと鬱な気分でお盆を迎えることになってしまった.
そんな矢先に偶然見た番組がNHKでやっている
「だから失敗は起こる」だった.
この番組を見て,失敗をどう活かすか,という発想が重要なんだ,
と思い直すことができて,前向きな気分になれた.


とはいうものの,この番組のテキストを読んでみてわかったんだけど,
決して僕の失敗を癒してはくれない.
なぜなら,ほとんどの失敗は予測できるからだからだ.
この場合は不注意もしくは誤判断に当たる.
そう,次の機会に失敗しないように気をつければいいのだ.


このシリーズでは,「失敗の原因」や「仮想演習」,「逆演算」
などに触れられていて,失敗学ひいては創造学に触れることができる.
失敗を避けつつ,もししてしまったとしても,そこから学ぶ.
その姿勢の重大さがわかるようになる.


その反面,仮想演習をしていないものがいかに多いかを思い知らされ,
どうしよう,どうしよう,とあせりぎみでもあるのも事実.
どの方面なら,どの程度ならリスクを負えるのか,その仮想演習からかな.


さて,このシリーズで,僕の失敗とは別の問題で激しく納得した部分がある.

「責任追及」ではなく「原因究明」

あえて多くのことを書く必要もないだろう.
「責任追及」されて問題が解決するのであればいいのだが,
たいていは主犯と共に追放されてしまうのだ.
マスコミの「責任追及」ありきの姿勢は先を見誤るような気がして仕方がない.


もう半分位は放映が終わっているけれど,
番組テキストが販売されているので,それである程度は補える.
とても参考になるシリーズだ.


NHK知るを楽しむ だから失敗は起こる
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200609/monday.html