アイシールド21 デビルバッツ デビルデイズ
去年の反省をいろいろ書いたんだけど,
結構ショックだったのが,ゲームを1本もクリアしなかったこと*1.
というわけで1本クリアした.
触ったのはあるんだけど,それはまた別の時に.
ゲーム関連のエントリーも2005年の5月以来.久しぶり.
復帰第一弾はゲームボーイアドバンスのこのゲーム.
実はゲームボーイやPSPといった携帯ゲームデビューでもある.
さて,アイシールド21のゲームはすでにいくつかリリースされていて,
その多くはアイシールド21のテーマであるアメフトそのもののゲームが多い*2.
このゲームは他のとはちょっと違っていて,
テキストアドベンチャーという形式を取っている.
はっきり言って,このゲームはアニメ版(もしくは原作)を
知らないと多分面白くありません.というより分かりません.
逆に,知ってる人にとっては,オチが見えるような場面も多い.
斬新なストーリーを期待してはいけません.
二次創作的な楽しみを期待しましょう.
テキストアドベンチャーのシステムとしては,
ケイタイ(電話/メール)*3を駆使しながら,
主役のセナだけでなく,多くのキャラクターの視点で進んでいく.
視点が変わるというのは良いアイデア.
アイシールド21そのものが複数の視点に耐えられる作品だからできることだ.
作中では割と地味な登場人物*4が多く出ているのもいい.
だから,セナの脇役ぶりが気になってしまう.
彼も他のキャラクターと同じくらい突っ込みどころがあるはずなのに,
そこが端折られているのが若干残念.
テキストアドベンチャーは総じて,エンディングが複数あるもんだけど,
この作品もご多分に漏れず,100以上の結末が待っている.
こんなにあると,既存キャラクターベースのゲームだと,
そのキャラクターではこうしないだろう,
というようなことになってしまうおそれがある.
このゲームの場合,選択肢がキャラクターの性格や思考との関連が薄く,
どの結末でも,元々のキャラクターが破綻しないのは良い.
絵が荒いなあ,と思ったのだけど,これは多分ゲームボーイアドバンスの
仕様だから仕方ないのだろう.
このゲームは気軽に楽しむタイプだし,ゲームボーイアドバンスという
ハードを選択したのも良かったと思う.
最後に悪いところを一つ.
結構重要な人物が関係ないシーンで最登場してしまったのは残念.
■評価■
総合評価:★★★★☆☆
ストーリー:★★★★☆☆
システム:★★★★☆☆
音楽:★★★☆☆☆
その他私見:★★★★★☆
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2006/04/06
- メディア: Video Game
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■個人的なメモ■
総合評価では★4つだけど,アイシールド21を知らなければ,スルーだろう.
ところでこの作品は,僕にとっては視点を獲得しやすいんだけど,
それでも今まで獲得できなかった十文字の視点を獲得できたのが嬉しかった*5.