どっとこうMOTTO

電子書籍『After』(全2巻),BookLive!(http://booklive.jp/product/index/title_id/116980/vol_no/001),紀伊國屋書店(https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-08-EK-0012917)などで好評発売中。

二川項inアキバ@メイド喫茶

どういうわけか,二川項をアキバによく行っていると思っている人が多い.
先日も,メイド喫茶を紹介してくれ,と言われたと記事にしたばかり*1
そして12月1日に発表された流行語大賞にもあった「萌え」*2
そろそろデビューしておかないと,というわけで,
大学時代の友人S氏と行ってきた.


夜のWBSでも取り上げられた有名店はなんと40分〜1時間待ち.
さすがに待てない,ということで別の店へ.
結局,ちょっと古めのビルの上の階にある店に入ることに.


でも,その店の扉が飲食店ぽくなく,ちょっと不安になってためらう.
友人Sはためらいもなく突入.様子を見る二川項.結局は自ら突入.
内装ははっきり言って,文化祭の模擬店レベル.不安は高まる.


イチゴミルク*3注文をする.Sはホットコーヒーを注文した.
飲物の値段はやや高い程度.
周りを見回す.特に変わった人が来ているわけではない.


やがて飲物が運ばれる.イチゴミルクはそのまま置かれるだけだったが,
Sが頼んだホットコーヒーは,ミルクや砂糖を入れるかどうか確認された.
もちろん,お願いすれば,入れてくれるだけではなく,混ぜてくれるのだ.
…ホットコーヒーにすればよかった.しかもお代り自由だったとは.
でも,途中で飲物がなくなってしまい,結局は注文することに.


さて,飲物はちょい高程度なのだが,食物に関しては話が違う.
1個10円とか30円のものが500円とか600円で売られているのだ.
もちろん,高いのには訳がある.そう,メイドさんと遊べるのだ.
僕らは注文しなかったが,後ろの客が注文したので,その様子を見た.
結構盛り上がって楽しそうだ.


メイド喫茶は,秋葉原のイメージや特定の趣味趣向と結びついて,
マニアックなイメージを抱かれてきた.確かに,発祥という点ではそうだろう.
でも,メイド喫茶の本質はマニアックさや趣味趣向ではないと思う.
ご主人をもてなすという,接客業として当たり前のことなのではないだろうか.


よく言われるような,コンビニの無愛想や定型化した接客では,
メイド喫茶は務まらない.メイド服を着てさえいればいい*4ものではない.
その「ご主人様のために」というキモチが重要なのだろう.
それは旅館の女将が客人をもてなすのと似ているのではないだろうか.


ファッションには流行廃りがあるから,ずっとメイド喫茶が儲かるかと言えば
そうではないかもしれない.
だけど,「もてなす」喫茶店という発想は生き続けるのではないだろうか.


そんなことを考えながら,精算をして店を出る.
「行ってらっしゃいませ」とメイドが行ってくれる.
そう,メイドは家にいるものだから「ありがとうございました」ではないのだ.


その他,ヨドバシカメラを見たり,
秋葉原を離れて私の勤務地をSに紹介したりもした.
夕食を勤務地の近くで今まで入ってみたかったけど入れなかった
ウナギと天ぷらの店で取った.


ちょっと敷居が高く,入りづらかったのだが,
味もおいしく,値段相応はあったと思う.
自分へのご褒美としてはいいかもしれない.
なかなか楽しい一日だった.

*1:その記事はid:futagawakou:20051124

*2:id:futagawakou:20051201にコメントがある

*3:別の名前が付いていたが,忘れた

*4:ここが恋愛シミュレーションゲームやフィギュアと違う